消化器内科|近江八幡市の方はしげもり内科・消化器内科クリニックへ|内科・消化器内科

〒523-0033滋賀県近江八幡市日吉野町675

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消化器内科

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消化器内科について

お腹を押さえる男性

消化器内科では食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などを幅広く専門的に診療します。
消化器疾患の症状は多彩なため、問診や診察を行い、必要に応じて当院では血液検査、レントゲン検査、胃カメラ・大腸カメラ、腹部エコー検査、尿検査などを行います。また、CT検査やMRI検査、緊急での検査が必要と判断した場合は、連携している高度医療機関へ紹介いたします。少しでも症状が見られるときは我慢せず、お気軽にご相談ください。

消化器の症状と疾患

このような症状がある方はご相談ください。

  • 腹痛・腹部不快感
  • 胸やけ
  • 吐き気・嘔吐
  • 食欲不振
  • 便秘
  • 下痢・軟便
  • 黒色便・血便
  • 残便感・排便困難
  • 便が細い
  • 腹部膨満感
  • 黄疸(皮膚や目が黄色くなった)
  • 全身倦怠感
  • 体重減少
  • 健診・がん検診異常(便潜血反応陽性、バリウム胃透視検査異常、ピロリ菌陽性、肝機能異常など)

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お腹の不調や気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

消化器の主な病気

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症が生じる病気です。症状としては胸焼け、みぞおちの辺りの痛み、胸や喉のつかえ感、喉の違和感、口の中が酸っぱく感じる、慢性の咳などがあります。食道裂孔ヘルニア(食道と胃の境界の締まりがゆるんでいる状態)や生活習慣、肥満などが原因になることがあります。

機能性ディスペプシア

胃や十二指腸に潰瘍や腫瘍など器質的な異常がないにもかかわらず、胃や十二指腸由来の上腹部症状を生じる病気です。症状としてはみぞおちの辺りの痛みや焼ける感じ、食後の胃もたれ、早期満腹感があります。ストレスや消化管運動異常などが原因と考えられています。ピロリ菌が関連することもあり、胃カメラでピロリ菌感染や潰瘍、腫瘍などがないことを確認しておくことも重要です。治療薬は複数あるため、症状に応じて適切な治療薬を選択します。

ヘリコバクター・ピロリ菌感染症

ヘリコバクター・ピロリ菌は幼少期に口から入ることで胃の粘膜に住みつきます。慢性胃炎(萎縮性胃炎)を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんの原因にもなります。1週間の内服薬で除菌することにより、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防し、胃がんの発症リスク低減が期待できます。保険診療でヘリコバクター・ピロリ菌を検査・除菌するためには、まずは胃カメラが必要となります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃酸などの消化液により、胃や十二指腸に深い傷ができている状態です。症状としては腹痛や背部痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、黒色便、吐血、貧血などがあります。原因としてはピロリ菌や薬剤(解熱鎮痛剤やステロイド)、ストレスなどがあります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の中には、がんが潰瘍として現れているものもあるため、胃カメラを行い、場合によっては生検する必要があります。

萎縮性胃炎

主にピロリ菌感染によって引き起こされる慢性胃炎で、胃酸などを分泌する組織が縮小し、胃の粘膜が萎縮した状態となります。萎縮の範囲が広がると胃がんの発症リスクが高くなります。ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症リスクを下げることが期待できますが、除菌後もそのリスクは低いながら残るため、定期的な胃カメラが必要となります。

便秘症

便秘症は、大腸や直腸の働きの異常による「機能性便秘」、便の通過が物理的に妨げられる「器質性便秘」、全身の病気の症状として起こる「症候性便秘」、薬の副作用で起こる「薬剤性便秘」に分けられます。中には危険な便秘もあるので注意が必要です。強い腹痛や吐き気、発熱などを伴う場合や便に血が混ざる場合は自己療法で対処せずに、すぐに受診してください。

過敏性腸症候群(IBS)

大腸や小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的な異常がないにもかかわらず、腸の動きのバランスが乱れ、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などを生じる病気です。日本人の有病率は10〜13%程度と報告され、女性がやや多い傾向にあります。発症にはストレスが関与しますが、感染性腸炎後に発症すること、遺伝や喫煙などが要因になることもあります。

潰瘍性大腸炎

炎症性腸疾患の代表的なもので、大腸の粘膜を中心に慢性的な炎症が起こり、びらんや潰瘍を生じます。症状としては下痢や血便、腹痛、しぶり腹(便意があっても便が出ない、出ても少量)、重症化すると発熱、体重減少、貧血などがみられることもあります。主に内服薬で治療しますが、必要に応じて坐薬や点滴、自己注射などを用いることもあります。当院では病気の状態とライフスタイルにあった治療を心掛けます。適切な治療により炎症を抑えることができれば、健康な人とほとんど変わらない日常生活を送ることが可能です。

クローン病

炎症性腸疾患のひとつで、全身のあらゆる消化管に浮腫や潰瘍を形成し症状を引き起こします。腹痛と下痢が高頻度にみられますが、発熱、栄養障害、血便、肛門病変(痔ろうなど)が現れることもあります。

肝機能障害

何らかの原因によって肝細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊されてしまう状態のことをいいます。肝障害が起きると肝細胞に含まれるASTやALTという酵素が血液中に漏れ出るため、血液検査の項目で異常として発見されます。原因による分類としては、ウイルス性(B型肝炎、C型肝炎など)、アルコール性、MASLD/MASH(肥満や糖尿病など生活習慣病によるもの)、薬剤性、自己免疫性などがあります。放置すると肝硬変や肝細胞がんにつながります。

胆嚢結石症(胆石)

胆嚢の中に結石ができている状態です。胆石が胆嚢の細い部分に詰まるとみぞおちから右上腹部の強い痛みが出現し、長く詰まると胆嚢炎になり緊急手術が必要になる場合があります。胆石は人間ドックなどで見つかることも多く、無症状の場合には経過観察することもあります。

急性膵炎

膵液に含まれる消化酵素により、自らの膵臓を消化してしまう状態が急性膵炎です。原因として多いのは過度なアルコール摂取と胆石です。上腹部や背中の激しい痛み、嘔吐がみられ、黄疸や発熱を伴うこともあります。炎症が他臓器に広がりやすく、早期に入院治療が必要です。

食道がん

初期のうちは無症状で、食べ物を飲み込むときに胸がしみる感じ、つかえ感、胸痛などの症状を生じた時には進行していることも多いです。主な危険因子は男性、飲酒、喫煙とされ、飲酒量が多い人で飲酒時に顔が赤くなる人や昔赤くなっていた人は発症リスクが特に高くなります。
早期に発見できれば内視鏡治療を含む低侵襲な治療が可能となります。リスクの高い方は、定期的に胃カメラを受けることをおすすめします。

胃がん

初期のうちは無症状で、腹痛、食欲不振、体重減少、黒色便、吐血、貧血などの症状を生じた時には進行していることも多いです。主な原因はピロリ菌ですが、喫煙や塩分の過剰摂取なども要因と考えられています。
早期に発見できれば内視鏡治療を含む低侵襲な治療が可能となります。ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症リスクは低くなりますがゼロになる訳ではありません。除菌後も定期的な胃カメラをおすすめします。また、ピロリ菌の有無を調べたことがない方は、一度は胃カメラを受けておくことをおすすめします。

大腸がん

初期のうちは無症状で、便通異常、便が細くなる、見た目の血便などの症状を生じた時には進行していることも多いです。腫瘍性の大腸ポリープを小さいうちに治療することが大腸がんの予防につながります。便潜血陽性の方や気になる腹部症状がある方には早めの大腸カメラをおすすめします。

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