
胃カメラ
胃カメラ
当院の胃カメラでは「精度の高い診断」と「苦痛の少ない検査」を目指しています。
当院の院長は消化器内視鏡専門医を取得し、これまで数多くの内視鏡検査や治療、後輩の指導にあたってきました。早期胃がんや食道がん、大腸がんの内視鏡手術(内視鏡的粘膜下層剥離術など)を多数経験しており、それらの経験をもとに精度の高い確実な診断を目指します。
当院では富士フイルム社製の最新(2025年5月現在)の内視鏡システムELUXEO 8000システムを導入しています。新技術による高画質な画像に加え多彩な観察モードで質の高い検査をサポートしてくれます
内視鏡の先端径が5.8mmの細径内視鏡を用いて検査を行います。極細径でありながら広角高画質な観察が可能な内視鏡です。内視鏡の挿入は鼻からでも口からでも対応いたします。
ご希望に応じて鎮静剤(点滴による静脈麻酔)により眠った状態で胃カメラを受けていただくことが可能です。過去に胃カメラが苦しかった方や恐怖心が強い方などにおすすめです。
胃カメラ終了後はリカバリーベッドで30分ほど休み、鎮静剤の効果が切れていることを確認してから帰宅していただきます。
なお、鎮静剤を使用した場合は、当日の自動車やバイク、自転車等の運転は避けていただくようお願いいたします。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)とは、先端にカメラが搭載された内視鏡を口や鼻から挿入し、咽喉頭や食道、胃、十二指腸をリアルタイムで直接観察する検査です。
検査中、必要に応じて病理診断用に組織採取(生検)したり、ピロリ菌検査用に組織や胃液を採取したりすることがあります。
観察のみの場合、検査時間は5〜7分程度です。この短時間でどれだけ精度の高い診断を行うかを大切にしています。
胃カメラは苦しい検査というイメージを持たれる方が多いのも事実ですが、現在は医療技術や内視鏡機器が進歩し、苦痛を和らげる様々な選択肢があります。当院では、苦痛なく安心して胃カメラを受けていただけるよう様々な工夫を施し、患者さんそれぞれにあった検査方法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
40歳を越えると、一般的に胃がんの罹患率が上昇するといわれています。胃がんは早期発見・早期治療が何より重要です。
また、ピロリ菌は胃がんの原因になる菌で、除菌治療をすることにより胃がんができる確率は低下します。しかしながら、その確率がゼロになる訳ではありません。ピロリ菌除菌後も胃の状況に合わせて定期的な胃カメラ(1年ごと、または数年に1回程度)をおすすめします。お気軽にご相談ください。
検査予約
胃カメラをご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察の後に予約をします。
ネット予約の方はホームページの説明書類をお読みいただき、問診票と同意書を印刷し必要事項を記入のうえ、来院してください。(ネット予約は2025年6月以降に導入予定です。)
検査前日
夕食は消化に良いものでなるべく早く済ませ、遅くとも午後9時を過ぎたら食事の摂取は控えてください。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査当日
検査が終わるまで、朝食などの食事は禁止です。
検査の30分前までは水・お茶・スポーツ飲料などの水分摂取は可能です。
内服薬で必要性が高いものは検査の1時間前までに飲んでください。原則、糖尿病の内服薬やインスリン注射は中止してください。
体を締め付けない、ゆったりとした服装で来院してください。
検査
胃の泡を消す薬を内服後、鼻腔や咽頭の局所麻酔を行います。
内視鏡室のベッドで横になり、胃カメラを挿入し検査を行います。
鎮静剤を投与する方には事前に生理食塩水の点滴(ルート確保)を行い、胃カメラ挿入直前に点滴ルートから鎮静剤を投与し、効果を確認した後に胃カメラを挿入します。
検査後
一通り観察を終えたら、胃カメラを抜去して検査終了となります。
鎮静剤を投与した方は、リカバリールームで休憩していただいた後に検査結果を説明します。
胃カメラの費用は概算(3割負担)で4,000円(観察のみ)、5,500円(観察+ピロリ菌検査)、9,000〜12,000円(観察+生検)程度になります。
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